骨 粗 鬆 症


骨がもろいって本当に怖い!

 

 日本全国で、1300万人の骨粗鬆症患者さんがおられると推定されていますが、治療を受けておられる方はそのうちの2割にすぎないのが現状です。
 骨粗鬆症は、骨強度が低下し骨折しやすくなった状態です。70歳以上の女性では50%に、男性でも80歳以上になると25%にみられます。
恐ろしいことに、椎体骨折の3分の2には痛みが無い為、知らぬ間に胸腰椎部に圧迫骨折が起こりうるということです。さらに、治療せずにいると新たな椎体骨折を引き起こす危険性は圧迫骨折が無い人と比べて約3〜4倍になります。  骨粗鬆症とは骨密度が低下した状態と考えていらっしゃる方が多いかと存じますが、骨密度が良くても骨質が悪化していると 強度が低下し骨折しやすくなります。糖尿病などの生活習慣病に罹っておられる方は、特に注意が必要なのです。
 ご心配な方は、受診して下さい。当院では、骨密度計測に加え胸腰椎のレントゲン撮影を行ない、さらに必要な場合は血液検査でどのタイプの骨粗鬆症なのかを調べています。